初心者登山家たーぼーの日帰り山歩き

「山登り経験なし」「指導者なし」のたーぼーが、登山を一からスタートしました。登山や観光地巡りの感想と、日々の節約生活などを書いています。

裏磐梯五色沼トレッキングする前に、知っておきたい驚きの誕生理由。

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磐梯山の山体崩壊で五色沼出現

  NHKで放送している「ブラタモリ」を見ました。その回は「磐梯山は宝の山」でした。磐梯山は一度登ってみたい山の一つです。

 猪苗代湖のシーンから始まったのですが、五色沼に行き、磐梯山の歴史を紹介してくれました。その中で衝撃的だったのが、磐梯山は1888年に噴火があり、たくさんの犠牲者が出たという事でした。

 しかも、そのとき起こった「山体崩壊」の影響で、数々の沼が出現したそうです。その現象を「流れ山」と呼ぶそうです。つまり、今私達が見ている磐梯山とその周辺の景色は、その後のたった120年の間に作られた景色だったのです。しかも、山の木々は、人々の手によって、植林されたものだというのだから驚きです。この番組を見て、磐梯山登山欲が高まりました。

 磐梯山の登山は中級者向けです。初心者登山家にとっては、まだハードルが高そうです。でも、早く磐梯山を見たい衝動が抑えられません。そこで、出てきた案が「五色沼トレッキング」です。

 裏磐梯ビジターセンターから五色沼自然探勝路を通って、檜原湖まで行くルートです。往復7.2kmで約2時間のトレッキングとなります。

 いつものように、愛車のナビを裏磐梯ビジターセンターにセットします。到着すると無料駐車場がありますが、少し小さめです。たーぼーはちょうど出た車があったので、ササッと止める事ができました。

 まずはビジターセンターでトイレに行っておくと良いと思います。また、ビジターセンターには、磐梯山が火山で形成された歴史の説明ビデオが流れているので、それを見てから歩き始めると、トレッキングがより面白く感じる事ができます。

 そこからは、観光客が多数いますので、その流れに沿って歩いていけば、道に迷う事はありません。

 まず、毘沙門沼が出てきます。そのグリーンというかブルーというか、なんとも言えない色の沼が出迎えてくれます。前菜なしで、いきなりメインディッシュといった感じです。

 ‘‘タモリさん’’がいい景色ですね~。と言った意味が分かります。そして、沼の向こうの、こんもりとした小さな山を見て、番組で説明していた‘‘流れ山’’だと思いました。「ブラタモリ」を見ていなければ、その景色の‘‘理由’’を感じる事は出来ませんでした。これからの、山歩きをより楽しむためのヒントがありました。

 そこから「毘沙門沼」➡「赤沼」➡「みどろ沼」➡「竜沼」➡「弁天沼」➡「瑠璃沼」➡「青沼」➡「柳沼」➡「檜原湖」と続いていきます。この短い距離の間に、これだけの沼が点在しているのです。恐るべし‘‘流れ山’’。

 そこは‘‘五色沼’’という名称です。五色とは「赤・青・黄・緑・白」こんな感じを想像する人が多いと思います。その、五色の沼が見れると思って訪れる人が多いと思います。たーぼーもその一人でした。しかし実際は基本、青緑系が多いです。色の違いを楽しもうと思っていると、少し拍子抜けするかもしれません。しかし、一つ一つの沼の色や景色自体は、一見の価値ありです。他では、なかなか見れない色の、沼になっています。

 高低差はなく、誰でも歩けるように整備されています。しかし、毘沙門沼から檜原湖までを往復するには、やはり、スニーカーかトレッキングシューズは必要です。観光者が多いコースですが、軽い気持ちで進んでいくと、思いのほか距離があり、後悔する事がありますので、気を付けて下さい。

 五色沼トレッキングを経験して、磐梯山の成り立ちを勉強することができました。いつか、磐梯山登山を試みたいという気持ちが、さらに強まる良いトレッキングになりました。

 「磐梯山よ、必ず戻ってきて登山してやるぞ!」と心の中で叫び、帰途につきました。


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