尾瀬ヶ原の帰りにちょっと寄り道、吹割の滝
尾瀬ヶ原に行く途中、ちょっと気になったところがありました。道路脇の看板に「東洋のナイアガラ」と書いてあるのです。世界でもなく、日本でもなく‘‘東洋’’です。中途半端な感じがして面白いキャッチフレーズだなと思って通り過ぎました。
尾瀬歩きの帰り道、すごく疲れていたのですが、どうしても気になったので立ち寄ってみました。道路沿いにお土産屋さん兼駐車場が立ち並んでおり、その中の一つに愛車を駐車して、道路の反対側にあるナイアガラ(正式名称:吹割の滝)に向かいました。ナイアガラは階段を下った先にあるようなのですが、下るという事は、また登るという事なので疲労困憊のたーぼーは少し躊躇しましたが、ここまで来て引き返す事は出来ません。意を決してナイアガラに向かって下っていきました。階段を下りるとすぐに「ゴーーーーー」と、滝の音が耳に入ってきます。そして、平らなところを水がすごい勢いで流れているのが見えてきます。勢いは強いのですが深さはあまりなさそうです。水流の先を見ると、突然水の姿が見えなくなる場所があります。そばまで行くと、平らなところから急に水が下に落ちる滝があり、それがこっち側と向こう側の両方から流れ落ちているのです。正面から見る事が出来たら、モーゼの十戒のような感じになっているのです。水の勢いに圧倒されるほどの水量です。ちょっと立ち寄っただけでしたが、なかなかの景色でした。尾瀬では、自然の雄大さや静けさを感じました。ここでは、その真逆。自然の迫力や爆音を肌で感じる事が出来ました。寄り道もたまには良いものだなと思いました。