初めての尾瀬ヶ原歩き(鳩待峠出発)。
尾瀬ヶ原です。TVで‘‘歩荷さん’’の特集を見て「尾瀬」に決めました。TVや本で見た風景を自分の足で見に行く。これも山歩きの醍醐味の一つだと思います。
【今回のルート】
鳩町峠➡山ノ鼻ビジターセンター➡牛首分岐➡竜宮十字路➡ヨッピ橋➡牛首分岐➡山ノ鼻ビジターセンター➡鳩町峠
車を鳩町峠に向かって走らせていくと、到着ちょっと前に有料駐車場があり、登山者はそちらで車を止めて、シャトルバスで鳩町峠に向かいます。
鳩町峠に着いたら、さあ、歩き始めます。尾瀬と言ったら湿原。湿原目指して森の中を歩いていきます。しばらく歩いていくと、山ノ鼻ビジターセンターに着きました。そこにベンチが用意してあったので、お弁当を食べる事としました。それにしても、なんで山ノ‘‘花’’ではなく山ノ‘‘鼻’’なのかな。なんていちゃもんを心の中でつぶやきます。(後で調べたら、‘‘山ノ鼻’’とは地名でした)
ここから急に森の木がなくなります。そうです。湿原の始まりです。木道を歩いていくと、どこまでも続く湿原が現れます。素晴らしい景色です。ここで誰もが思うフレーズ「はるかな尾瀬とおい空」です。まさにです。
そこから湿原の間を歩いていきます。脇には池塘と呼ばれる、小さな沼が数多く点在しています。そこにはヒツジグサという、小さな睡蓮のような花が咲いていて、とてもかわいく、きれいでした。
さらに、もくもくと歩いていきます。すると、前から背中に大きななものを背負った人が歩いてきました。その瞬間すぐにわかりました。‘‘歩荷さん’’だ。帰り道の為、荷物はありませんが、その姿ですぐにわかります。心の中で‘‘歩荷さんだ’’‘‘歩荷さんだ’’と唱え興奮してしまいました。そして、横をすれ違う時に「こんにちは」とあいさつまでしてしまいました。さらに、挨拶した瞬間、‘‘あっ’’と思いました。TVで見たその人だったのです。尾瀬に来るきっかけを作ってくれた人です。
興奮しながら歩いていくと、「見晴」という山小屋が集まったところに着きました。そうです。たーぼーは興奮して歩きすぎてしまいました。竜宮十字路を左に曲がってヨッピ橋の脇を通って帰るはずが、その先まで来てしまいました。しかし、歩荷さんを見れた喜びから疲れはあまりなく、「見晴」から「竜宮十字路」まで戻り、計画通りに「ヨッピ橋」経由で帰途につきました。
鳩町峠に戻ってきたときには、さすがに歩き疲れました。今回は高低差はあまりありませんでしたが、とにかく、歩行距離が長かったです。しかし、途中で、その疲れも忘れてしまうような出来事もあり、大満足の尾瀬ヶ原になりました。
尾瀬にはいろいろなルートがあるので、また必ず来ようと思います。